捻くれ肴

2001年8月12日生まれ 女性

麒麟の川島

 麒麟の川島が殺人の容疑で逮捕されたという奇妙な夢を見た。彼の普段のキャラクターとはかけ離れたそのシチュエーションに、私は夢の中とはいえ、驚かずにはいられなかった。

 

 さらに不気味だったのは、ラヴィットの他のメンバーたちがその事件の隠蔽を手伝い、共謀さえしていたことだ。彼らのいつもの笑顔が、どこか陰のあるものに変わり、仲間意識の裏に潜む苦悩や葛藤が透けて見えた。けれども、それでも彼らが犯罪に手を染めるとは到底信じがたかった。

 

 そんな中で、唯一潔白だったのは田村アナウンサーだった。彼女は厳粛な表情でラヴィットの最終回を進行していた。番組の最後、視聴者に対して深々と頭を下げる彼女の姿には、悲しみを抱えつつも、揺るぎないプロフェッショナリズムが滲んでいた。

 

 夢から覚めた後、その内容はすぐに霧散してしまったが、ふとした瞬間に思い出した。ラヴィットのメンバーたちが、まさかそんな状況に追い込まれるとは。

 

 この夢は、私の潜在意識が何かを訴えかけているのかもしれない。人間の表と裏、信頼と裏切り、仲間意識と個人の正義感。夢はこれらの複雑な感情や状況について考える契機を与えてくれたのだろう。

 

 川島の異様な姿や田村アナの毅然とした態度は、私にとって何かしらの重要なメッセージを含んでいるのだろう。日常の中で見過ごしている感情や、人間関係の複雑さにもう少し目を向けるべきだとか、まあそんなことを感じた朝だった。