捻くれ肴

2001年8月12日生まれ 女性

お断り

 ちょっと気が向いて、知人を食事に誘った。すると「ダイエット中」と言って断られた。それが建前かどうかは関係なしに、このようなことがあると、ますます人間がわからなくなる。

 

 食事という行為は、単なる栄養補給だ。なのに、その作業を誰かと一緒に行いたいという気持ちが湧くのであれば、私にとってかなり大きなことなのである。しかし、それを拒まれると、自分がその人たちにとってどういう存在なのかを疑問に思わざるを得ない。

 

 人生における目的や、自分が本当に大切にしたいものは何なのか、その答えは簡単に見つかるものではなく、日々の経験や出会いの中で少しずつ形作られていくものだ。

 

 自己探求の旅は孤独である。その過程で、自分自身の本質に触れることができれば、それは何ものにも代えがたい価値がある。自分が何を求め、どのような人間関係を築きたいのかを知るためには、自分自身に正直であることが不可欠だ。

 

 他人は、鏡のように自分の内面を映し出す存在だ。他者と関わることで、自分自身の長所や短所、隠れていた感情や思考に気づくことができる。だからこそ、どんな人と関わるべきかを見極めることは、自分を知る上での重要な作業である。

 

 人生の旅路において、自分探しのプロセスは終わりのないものだ。新たな経験や挑戦を通じて、常に自分自身を再定義し続ける必要がある。過去の自分に囚われることなく、未来の可能性に目を向けることで、真の自己を見つけることができるだろう。

 

 いや、そんな綺麗事は私に通用しない。そんなことはわかっているけど、それでも過去に囚われることを選ぶ。なにがしたいんだ。